2007年9月7日開催のITproChallengeを見に行きました。インフォテリアUSA社長の江島氏、Googleの鵜飼氏、はてなの伊藤氏、ドワンゴの戀塚氏、司会は小飼弾氏と豪華メンバー。聴衆側を眺めても、rubyのまつもと氏や吉岡弘隆氏がいたりと、非常にワクワクさせられました。
後日YouTubeやニコニコ動画にアップされるということなので、こちらのエントリーからもリンクさせて頂く予定です。講演の内容については、maeda.na@はてな ITproChallengeのメモとかが詳しくまとまっています。
以下、簡単に感想を。
・How we built Lingr(インフォテリアUSA社長の江島氏)
Lingr自体は、MixClipsやAddClipsのサポートチャットで使わせて頂いていたので知っていましたが、「Comet」という技術はなんとなく聞いた事があるくらいだったので、あとでチェックすることにします。
あと、「30年前はハードのおまけがソフトだった。しかし、今はソフト(マイクロソフト)全盛である。それと同じように今のネットはオマケみたいなものだが、20年後には社会的にもビジネス的にもインフラになる。いまが頑張り所」みたいな発言をされていて、すごく共感した。踏ん張りたい。
・ハッカーのソフトウェアエンジニアリング(Googleの鵜飼氏)
システム開発の各フロー(要件整理、設計、実装、テスト、デバッグ)においての勘所の発表。コードレビューはとても重要!とのことでした。
コードを書くこと自体は大好きなんだけど、職業プログラマーではなく、サービスを作る上での必要知識しか知らない中途半端な自分としては、色々と考えさせられる内容でした。
・ベンチャー指向プログラマ(はてな伊藤氏)
「様々な局面で、コンプレックスを感じてきたが、コンプレックスは成長の証」とのこと。伊藤氏のおいたち?も紹介されていたが、独立独歩の精神がひしひしと伝わってきて、なんだかこちらもモチベーションが上がってきました。
・ニコニコ動画の創りかた(ドワンゴ戀塚氏 )
外から見ていると、ニコニコ動画はひろゆき氏主導のもと、祭りマーケティング的に作られ、そして拡大していったようなイメージがあったが、戀塚氏をはじめとする、スーパーエンジニア達がワクワクしながら、いわゆるアジャイル的に作ったサービスだということがわかりました。そういえば流行っているネットサービスって必ず裏で支えるスーパーエンジニアがいるもんだなぁ・・・。
こういうセミナーは、内容はもちろんだが、行くと必ずパワーを貰えるし、目標にもなる。色々とがんばろうという気にさせられるし、焦らされる。今後も機会を見つけては参加しようと思います。
参考リンク:maeda.na@はてな ITproChallengeのメモとか