インプット力とアウトプット力 – 2007年 6月10日

人間の活動は、インプット(入力)とアウトプット(出力)の連続である。そして、インプットする力やアウトプットする力を備えている人は、総じて面白い人が多い。

インプットには、新聞やテレビ、インターネットなどのメディアからの配信される情報を見聞きしたり、本を読んだり、友達・家族から話を聞くといったレベルまで色々ある。それに対して、アウトプットとは、絵を描いたり・モノを作ったり・話をしたり・文章を書くといった行為があてはまる。

こういったインプット力とアウトプット力も持つ人たちの特徴から学べることをまとめてみる。

インプット力

インプット力のある人は、「アンテナが高い」とか「なんでも知っている」とか言われる。彼らは、人よりも記憶力があるとかではなく、情報に対して重要度フラグをつけるがうまい。AもBもCも同じようにインプットするのではなく、重要そうなトピックに注目し、そこにスポットをあててさらに掘り下げてインプットしていくのだ。

インプット力のある人は、情報の集まる場所を知っている。それはウェブサイトや本といった物理的なモノかもしれないし、「知っている人」を知っているのかもしれない。言い換えると、効率的な情報収集手段を体験的にしっているのだ。

アウトプット力

アウトプット力のある人は、「行動力のある人」とか「結果を残す人」とかいわれる。インプットに比べて、アウトプットというのは時間的にも労力的にも非常に大変な作業だが、アウトプットはインプット以上に大事なことだ。

アウトプット力のある人には、さらによいインプットが集まってくる。あの人は○○について話していたから教えてあげようとか、△△について質問してみようとなる。質問されて仮に知らない事項も、インプットして答えようと努力するから、さらにアウトプット力がついていくのだ。

アウトプット力のある人は、結果を恐れないし、結果を残す。そもそもアウトプットをしないと、結果が出ないので、当たり前のことではあるが、結果を気にしないために、数を多く打つ、そのため確率的にも結果を残しやすいのかもしれない。

アウトプット力>インプット力たれ

インプット力だけあっても、「物知り博士」「口だけの人」となりかねない。必要最低限のインプット力は磨くとして、アウトプット力を高めた方が、総合的にはよいサイクルがまわるし、何よりもアウトプットが人を育ててくれるはずだ。インプットは内的成長を促進するかもしれないが、それの何倍もアウトプットのほうが外的成長を促進する。何かをアウトプットしたという経験、それを見た聞いた人からの反応、影響は相乗以上に人を成長させる。

何かを調べたり、見たりすることを否定しているわけではないが、どうやって自分の思っていること、やりたいことをアウトプットするかに注力したほうが、きっとよい結果をもたらすし、何倍も成長させてくれるはずだ。

カテゴリー:ライフハック