最近何かとモバイル業界?がアツイ。番号ポータビリティの導入やSOFTBANKの参入などニュースにも事欠かない。
ウェブ業界に携わるモノとしては、そういったハードや制度的なモノも気にはなるが、やはりモバイルサービスに一番関心が沸く。個人的にはモバイルサイトを作ってサービス提供したり、遊びサービスを作っていたりするので、今後のモバイルウェブ?業界には非常に高い関心と期待を持っている。
ただ、ウェブである程度ノウハウやビジネスロジックの蓄積があっても、モバイルではまったく通じないことが多い。
PCを相手にするウェブサービスと、携帯を相手にするモバイルサービスでは、どうも勝手が違うようだ。お金を本気でもらったり、仕事としてモバイルに携わったことはないので、検討違いが多いのかもしれないが、以下のような点でウェブとモバイルは違う。
アクセスアップ、集客
モバイルでの集客方法は非常によくわからないことの1つだ。PCだとリスティングや検索エンジン対策、アフィリエイト、プロモーションなど色々と方法があると思うが、モバイルのそれはよくわからない。大手ランキングサイトへの登録、大手ディレクトリへの登録、公式サイト化、最近はモバイルもSEOなどがあると思うが、ウェブのそれとは明らかに違う気がする。
ユーザー層
よく言われるのが、モバイルのメイン人口は中学生や高校生といった若年?層だということだ。それゆえ、コンテンツニーズとしても、ゲームやアニメ、教育関係などとなる。ただし、これは一昔前の話であり、最近はユーザー層が二極化しているような気がする。若年層のような「モバイルしか使わない層」と「PCも使うがモバイルも使う層」である。
「モバイルしか使わない層」はPCを使う(出会う)とモバイルを使う頻度が減っていくと思うが、「PCも使うがモバイルも使う層」はモバイルとPCを使い分けている。今までPCで出来ていたことがモバイルでも出来るようななっていることから、この層は年々増えている気がする。
モバイルに抵抗感がない人たちが増えていることもこの層が増えている要因かもしれない。
端末
致命的なのが、携帯の画面はどんなに大きくても小さいということだ。ユーザビリティ的な考えは180度違う。携帯版amazonとPC版amazonを比べると、両者が別サイトのように思えるはずだ。
何がいいたいのか、よくわからなくなってきたが、要は所謂ウェブとモバイルウェブはカナリ違うものですねということだ。上記以外にもPCとモバイルの違いは多くあり、そのノウハウも活かせる部分と活かせない部分にわかれてくると思う。
今後も各社しのぎを削ってモバイルへ触手を伸ばしていくだろうが、ネット勢がノウハウを活かして成功するのか、注目したい。