Google Labs、goo ラボといった実験的な場を持つ企業が増えている。いきなりユーザに100%の性能で提供するのではなく、50%程度、もしくは10%程度でUIやセキュリティなどを考えずにユーザに評価してもらおう。という試みである。ベータ版とは少し違うかも。
そんな中でも、レンタルサーバー「ロリポップ」を運営するPaperBoyという会社がはじめているペパ研は新しい。
Google にしても Gooにしても、実験とはいえ、ある程度の企画やUIは考慮しているし、ラボに載っているのは主に技術的なものが多い。まったくのアイデアだけ、企画だけ、技術だけ見せます!というスタンスでもありません。
それに対してペパ研は、企画だけ!アイデアだけ!技術だけ!っぽいものが多い。どう考えてもGoogleやGooでは出てこないようなサービスが掲載されている。例えば、ゴブリンと僕と内臓とか。
両者を比較すると、前者(GoogleとかGoo)は社員から広くアイデアを募って、良いアイデアだけをフィルタリングして実験場に出すというステップなのに対して、後者(ペパ研)は社員からのアイデアをフィルタリングする前から実験場に出すというスタンスなのである。
Web2.0的視点で考えると、社内という閉じきった空間で良い悪いを決定するのではなく、それさえもユーザの評価によって決めてしまおうというのもありですね。
今流行りの「実験場」ですが、フィルタリングをかけずに、ユーザにリリースさえも評価してもらう、というのも面白いかもしれません。
関連サイト
・ ペパ研