会社を楽しくするために「朝会」で実践してみたコト – 2011年 9月30日

whiteboard

2ヶ月ほど前の、朝9時30分の「朝会」でのできごと。ふと気づくと、会社の「朝会」の空気が「どよーん」としている日がありました。夏の暑い日で、長丁場の開発中でもあり、色々と疲弊していたのは間違いないのですが、「自分が経営している会社がこんな空気になるなんて最悪だ!こんな時でも楽しい空気にしたい!」と強く思ったのを覚えています。

その日以来、色々と本を読んだりして、この2ヶ月間、コツコツと小さなことですが、実践してみました。他のメンバーがどう思っているかは知りませんが(笑)、個人的には楽しく「朝会」ができているのではと思っています。

ここでいう「楽しい」というのは、会社として、皆と目標・気持ち・疲れなど色々なことをポジティブに共有できている状態なんだと思っています。

いくつか実践して効果があったことをご紹介できればと思います。

朝会を「進捗管理の場」から「宣言の場」に変えた

リートでは、毎日、個々の進捗を1人1分程度で確認する、進捗確認のための「朝会」を行っていましたが、朝会は、予定していた業務の進捗がうまくいっているのかいないのかを私が管理するための場となっていました。そのため、結構ぴりぴりとすることもあり、毎日しかも朝に確実に行う朝会がこんな空気ではダメだと感じました。

そこで、目的を「進捗管理」ではなく、コミュニケーションを円滑にするための「宣言の場」に変更しました。そして、主役は「私」ではなく、「発表者」です。具体的には、「昨日の業務」「今日の業務予定」「問題点の共有」だけの場で、内容の深掘りを禁止しました。そうすることで、1日の始めを「宣言」で開始でき、皆が楽しく仕事をスタートすることができるようになったと感じています。

良かったことを共有する

朝会を宣言の場としたとお話しましたが、その宣言の中で「問題点」も共有していました。多くの組織がそうであるように、「問題」は組織として共有すべき優先事項です。ただ、問題点だけを共有していると、必要以上に「問題」が会社の空気を覆います。

そのため、「問題点」と同時にどんな小さなこと、プライベートなことでもよいので「良かったこと」「楽しかったこと」などを「問題点」とセットで共有するようにしました。「システム障害が収まった」「目標KPIに到達できそう」「子供の誕生日だった」など、どんなことでもOKです。その人がどう思っているのか、という日頃は気づかない発見があるという意味でも非常に有効です。

司会はもちまわりで

司会を固定すると、空気も固定しがちです。そこで、司会はローテーションで毎日変えるようにしています。そうすることで、個性によって、朝会の雰囲気も毎日異なり、マンネリ化が防げる効果があります。

進捗管理はホワイトボードで「見える化」

では、進捗はどうやって管理するのか?というと、もちろん、朝会以外の日常コミュニケーションの中で行っていますが、リートでは各個人のタスクを「付箋」でホワイトボードに貼り付けるように変更しました。

週ボード、月ボードとありまして、そのボードを見れば、誰が何をやっているのかというのが分かるようになっています。そして、細かい進捗確認は週に1回の「週会」で共有するようにしています。

各会社さんで、「朝会」自体がなかったりするかもしれませんが、ちょっと最近の朝会の空気がわるいな・・・と感じたら、是非試してみてください!なお、一番参考になった資料は、永和マネジメントさんの「朝会ガイド」です。永和さん、ありがとうございました!大変参考にさせて頂きました。

そんな楽しい??「朝会」をしている会社の採用情報!

Lancers では、運営スタッフを募集しています。上記のような「朝会」はもちろん、色々とサポートを楽しんでいます!興味のある方はぜひ!

カテゴリー:組織・マネジメント