ベンチャーにおけるマネージャーの役割 – 2014年 2月11日

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ランサーズというクラウドソーシングの会社をやっているのですが、数名から始めた会社も、数年で60名を超えるようになり、組織・チーム作りなども、直近数ヶ月は、力をいれてやっていたりしました。

色々と試行錯誤ではありますが、うまくいったり・いかなかったりする中で、やはりというか、マネージャと呼ばれる役割が思いのほか重要であり、いわゆる大企業の中のマネージャーとベンチャーのマネージャーでは結構、必要なスキルや役割が違うということに最近気づきました。

前提として、社長-マネージャー(兼務役員含む)-メンバーという三階層組織の、30-100名程度のベンチャーを想定していますが、僕の最近の考えや気づきをまとめてみました。

ビジョン・社長

・ビジョン・創業の思い・理念・行動指針などを理解し、共感していること。
・社長の代わりにメンバーにこれらを伝えることができる。
・社長の代わりに行動し、社長の代わりにメンバーを指示・フォローできる。
・社長や役員に対して、遠慮せず、課題解決型の意見・提案ができる。

コミュニケーション

・コミュニケーションのスキルが高いことは非常に重要。
・社長・役員・メンバーに適切に伝わるコミュニケーションができる。
・メンバーの会社への不満や不安に気づき、聞き出す能力も非常に大切。
・本音が話しやすい1on1のMTGや飲みの場など意図して仕組みを作れる。
・メンバーの不満や不安に、マネージャ自ら対応し解決できること。
・難しい場合は、素早く社長や役員に報告し対応を促せること。

目標

・ベンチャーにおいても、当然のことながら、目標に向けて推進できること。
・目標を分解し、施策レベルに落とし込み、メンバーに目標設定できること。
・設定したメンバーの目標について、達成進捗などを管理できること。
・達成進捗などにおいて随時、メンバーをモチベートし、育成できること。

プレイヤー

・ベンチャーでは、マネージャーにもプレイヤースキルが必要。
・自ら手本を示し、実働をして、成果を出せることが大事。
・口だけではなく、行動を自ら起こせること。
・問題指摘型ではなく、課題解決型の思考であること。

まとめ

30-100人規模くらいのベンチャーに必要なマネージャーの役割を書かせて頂きましたが、総じて必要な役割は「社長の代わり・経営チームとして」という部分がベンチャーではより重要なんだと思います。

個人的には、「ビジョン > コミュニケーション > 目標 > プレイヤー」という順番で、マネージャーの役割として特に大切だと考えています。特に、ビジョンとコミュニケーションについては、ベンチャーではめちゃくちゃ大事です。

とはいえ、何よりも大事なのは、社長自身がマネージャーに対して、上記のもろもろをそれ以上のレベルで体現できていることが何よりも大切だと思います!

マネージャーも大事ですが、ベンチャーにおいて、社長の器がその会社の器だとも思いますので、自分が何よりも頑張れ、という自戒の念を込めて、エントリーを書かせて頂きました!

参考:総務省:人材確保ガイドライン

ということで

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カテゴリー:組織・マネジメント